初めての写真 その2

次の日の朝、私は、早速、智沙子にメールを送った。
智紗子の正式なパートナーと子供たちは8時半に仕事や学校に出かける。そして、10時には千紗子もパートの仕事に出かける。以前も、この朝の1時間あまりの時間帯に智紗子とメールのやりとりをしていたものだった。

黒猫からのメール
「おはよう。昨日は暫くぶりに智沙子の声を聞くことができて、こっちも嬉しかった。智沙子への未練はあるよ。でも、まずは、別彼のことについて、智沙子自身に落とし前をつけてもらいたいと思っている。」
智紗子からのメール
「おはよう。どんなメールが来るのか、昨日の夜からずっと考えてた。どんなことをすれば良いの?」
黒猫からのメール
「智沙子の魅惑的な写真を撮って送ってもらいたいな。」
智紗子からのメール
「魅惑的って、どんなふうに撮ればいいの?」
黒猫からのメール
「それは智沙子が考えて欲しいな。」
智紗子からのメール
「わかりました。」


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初めての写真 その1

智紗子との電話を追えた私は、期待していた以上の展開にほくそ笑んだ。
ただ、SMをすることの了解はさせたが、最初からハードなことを無理強いさせると、智紗子の気持ちを萎えさせる心配もある。
最初はソフトに、しかも自信に考えさせるようなシュチエーションに智紗子を追い込む方法をとることとした。
そのための具体的な方法を考えた結果、彼女にまず写真を撮って送らせることにした。
以前、何度かヌード写真を撮らせるように頼んだことがあったが、智沙子はヌードはおろか下着姿の写真を撮ることも拒否した。付き合いを再開するための条件として、かつては拒否していたヌード写真を自分自身で撮ることを強要するのは私のサディスティックな欲望にかなうし、彼女の覚悟を確かめることもできる。
ただし、初めからヌードを強要することはしないことにした。最初は智沙子自身に考えさせて撮らせて、それにクレームをつけて、徐々にフルヌードの写真を撮らせるように仕向ける方が面白いと思ったからだった。
その夜、今後の様々な展開に妄想を膨らませながら、私は眠りについた。


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半年ぶりのメール その2

定時に職場を後にした私は、駅近くの公園で智紗子からの電話を受けた。
互いの安否を確かめ合う型どおりの会話のあと、智紗子は私とのよりを戻したいという胸の内を切り出してきた。
以下、「黒猫」は私のことである。
智紗子「私のことは許してくれないわよね。また逢ってくれるなんてことは無理よね。」
黒猫「そのことは智紗子からメールをもらってから、いろいろ考えたよ。智紗子の気持ち次第かな。」
智紗子「私の気持ちって...」
黒猫「例の彼と別れるつもりはないんだろう?」
智紗子「それは....」
黒猫「そうならば、以前のように智紗子のことを愛してるから逢うということは出来ないな。でも、愛情抜きで単に欲望の対象として逢うっていうなら出来なくもないよ。智紗子がそれでも良いって言うならばだけどね。」
智紗子「逢ってくれるなら、それでも良いわ。」
黒猫「俺の言ってる欲望の意味が分かってるんだろうね。俺がSMやりたいってことは知ってたよな。」
智紗子「あんまり痛いのは無理かもしれない。でも、逢ってもらえるなら出来るだけ頑張る。」
黒猫「わかった。でも、智沙子とまた逢うかどうか、今晩、ゆっくり考えさせてもらうよ。」
智沙子「メール、待ってるわ。」


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半年ぶりのメール その1

2年前の夏の夕方、私の携帯からメール着信音が流れた。携帯の画面には送信者の名前ではなく、そのアドレスが表示されていた。しかし、それが半年前に別れた智紗子のアドレスであることは、一目見ただけで分かった。そのメールには、別彼とはまだ付き合っていることと私に対する詫び、そして私への未練が強いことが綴られていた。
私の脳裏には半年前の苦い別れの思い出と同時に、欲望を十二分に満たしてくれた智紗子との交わりの甘い思い出が去来した。別の男と付き合いだした智紗子を憎む気持ちも当然あったが、智紗子の身体に対する男としての欲望もまだ大きく残っていることを改めて実感したのだった。
このメールにどういう返事をするべきか。私はいろいろ考えを巡らせ、一つの結論に達した。智紗子に対する愛情はもう冷めてしまっている。残っているのは智紗子の身体に対する欲望だけである。千紗子の身体だけを貪るなら、別彼の存在はなんら問題無いのではないか。ここは智紗子の気持ちを利用して、自分の欲望をさらに満たす絶好の機会とすべきだ。何しろ智紗子のフェラチオは今まで経験した中で最高のものだったし、うまく行けば自分のSM嗜好も満たせるようになるかもしれない。
そこで私は、仕事はもう終わるから30分後に電話をするようにという簡単な内容のメールを返信した。

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プロローグ

これは妻子持ち不良サラリーマンの私(黒猫)と人妻智紗子との不倫な関係を、彼女から送られた写真とともに綴る記録である。
智紗子と私の関係は4年ほど前に始まった。出会いのきっかけは、ありがちなパターンであるが、出会い系サイト。数度のメールのやり取りの後、デートし男女の交わりを結んだ。
ところが、あろうことか智紗子は私と付き合だしてからも、さらに別の男との付き合いを始めてしまった。それを知った私は、当然、彼女との付き合いを止めた。しかし、智紗子は私のことを忘れられず、半年ほど後にある条件のもとで付き合いを再開することとなった。その条件とは、ロマンチックな情事は別彼に任せ、私との付き合いはSM的にするということであった。
それまでもホテルのタオルで手足を縛ったりしたことはあったが、道具を使うようなことまではしなかった。また、そういうことをやるのも彼女の機嫌しだいという面もあった。しかし再会してからは、私の気持ち優先でロープ、手錠、首輪といった道具がデートのときには必ず登場するようになった。ただ、相手が人妻ということもあり、身体に跡が残るようなハードはプレーは出来ない。超ソフトな真似ごと程度のプレーに終始していることを先にお断りしておく。
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